文献詳細
パネル・ディスカッション
尿路変更術の諸問題
著者: 辻一郎1 佐藤昭太郎2 滝本至得3 田崎寛4 上野精5 宮崎一興6 折笠精一7 松本恵一8 町田豊平9 川村猛10
所属機関: 1北海道大 2新潟大 3日本大 4慶応大 5東京大 6神奈川総合リハビリテーションセンター 7東北大 8国立がんセンター 9東京慈恵医大 10都立清瀬小児病院
ページ範囲:P.341 - P.359
文献概要
司会のことば
辻 尿路変更術は1951年以来度々の日泌総会および各地区連合部会においてとりあげられてきた。特に佐藤教授の総会宿題講演(1971)に示された各術式の適応と長所短所は今日も基本的にはまつたく変わつていない。
しかしながら,洋の東西をとわず現在最良の術式とされている回腸ないし結腸導管法は,近年の優れたdeviceを用いてもやはり常時集尿袋をつけねばならぬという根本的難点があるうえ,手術侵襲が大きくしかも術後早期の重篤な続発合併症のみならず長年経過後のlate complicationも案外に高率である。
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