文献詳細
症例
文献概要
緒言
腎癌は臨床的にさほど稀なものではなく,また肺,肝,骨を始め全身各部に遠隔転移巣を来すことはしばしばであるが,膀胱や尿道などの下部尿路に転移することはきわめて稀であるとされている。また腎癌では時に術後長年を経過し始めて遠隔転移が発現すること(いわゆる潜在性遠隔転移)が特徴の1つとされている。今回われわれは腎癌手術6年後に膀胱転移を来した症例を経験したので報告する。
腎癌は臨床的にさほど稀なものではなく,また肺,肝,骨を始め全身各部に遠隔転移巣を来すことはしばしばであるが,膀胱や尿道などの下部尿路に転移することはきわめて稀であるとされている。また腎癌では時に術後長年を経過し始めて遠隔転移が発現すること(いわゆる潜在性遠隔転移)が特徴の1つとされている。今回われわれは腎癌手術6年後に膀胱転移を来した症例を経験したので報告する。
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