文献詳細
Case Study
文献概要
59歳,男子。特記すべき家族歴,既往歴はない。1974年9月中旬,左鎖骨上窩に無痛性の腫瘤を触れた。徐々に大きくなるので10月21日外科を訪れた。当時腫瘤は5×5cmで,なお腹部中央にも手拳大の腫瘤を触れた。鎖骨上窩腫瘤の生検ではcarcinoidと診断され,腸管か睾丸が原発ではないかと示唆された。消化管も睾丸も異常なく,肝,膵シンチグラムも正常であつた。原発巣検索のため12月10日当科にもまわされた。
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