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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻7号

1980年07月発行

原著

間歓自己導尿セット

著者: 宮崎一興1 石堂哲郎1 高坂哲1

所属機関: 1神奈川県総合リハビリテーションセンター泌尿器科

ページ範囲:P.663 - P.665

文献概要

 慢性期(固定期)の神経因性膀胱および低緊張性膀胱に対し,LapidesらはClcan intermittentselfcatheterization1)を行ない,成果を上げている。その後,神経因性膀胱で残尿の多いもの,尿路感染が慢性化した者に対する自己導尿法は世界的に普及し2〜4),一時はnon-sterile catheterizationでも十分であるとする報告まで現れた5)。われわれも一時non-sterile catheterizationを数名の慢性期脊損患者に施行したが,少数ながら,尿道炎,副睾丸炎を併発する者があり,non-stcrile法は完全に安全な方法とは言えないと考えるに至つた。最近われわれは,簡便な自己導尿セットを考案し,主として慢性期脊損者,二分脊椎患者に1日数回の自己導尿を行なわせており,ほぼ良好な結果を得たのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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