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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻7号

1980年07月発行

症例

尿道下裂に対するone-stage repairの経験

著者: 新村研二1 大城俊夫2 青柳文也3

所属機関: 1静岡赤十字病院泌尿器科 2大城形成外科 3静岡赤十字病院形成外科

ページ範囲:P.689 - P.692

文献概要

緒言
 尿道下裂の発生頻度はCampbell1)によれば0.23%,本邦でも石塚2)の報告では0.1%になつている。泌尿器科外来新患者数に対しては0.52%3)で,泌尿性器系先天異常の代表的疾患の一つである。しかし,一般の泌尿器科医は尿道下裂を治療する機会は少ない。皮膚を利用して尿道を形成するという日頃なれない操作を経なければならず,これを習得することは容易でない。
 現在尿道下裂に対しては索切除を行ない,ついで6ヵ月から1年の期間を置いて陰茎皮膚を利用して,3〜4層の連続縫合で左右の皮膚弁を寄せ合わせ尿道を形成するというtwo stageによる方法が一般的である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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