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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻8号

1980年08月発行

綜説

長期透析例の知能の障害

著者: 詫摩武英1

所属機関: 1東京女子医科大学腎臓病総合医療センター内科

ページ範囲:P.715 - P.721

文献概要

緒言
 慢性腎不全例においては,腎不全に陥つた早期から,思考力,集中力の低下がみられると一般成書には記されており1,2),実際の臨床で,若い腎不全患者と面談中にも,それが痛感され,食餌指導上の難点となつている7)
 これら知能の鈍化傾向を具体的に把握する目的で,筆者は内田クレペリン精神検査9)を試みに採用し,透析療法導入前,透析療法中,生体腎移植後の患者に施行した。そして透析導入および腎移植の成功が,患者の知能にどのような影響を与えるかを研究し,若干の知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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