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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻8号

1980年08月発行

原著

膀胱腫瘍再発防止を目的としたMitomycin Cの膀胱内注入療法の臨床的観察

著者: 新村研二14 早川正道2 藤岡俊夫2 置塩則彦3 山越剛3 名出頼男3

所属機関: 1静岡赤十字病院泌尿器科 2現:防衛医科大学泌尿器科学教室 3名古屋保健衛生大学医学部泌尿器科学教室 4現:新村泌尿器科

ページ範囲:P.749 - P.753

文献概要

緒言
 膀胱腫瘍に対する治療は膀胱を保存する方法と膀胱を摘出する方法に二分される。膀胱を保存した場合,術後も生理的な状態で排尿できるという長所は残るが,膀胱腫瘍の特徴である多中心性再発が問題となり,これにいかに対処するかにより予後,治療成績は著しく変わつて来る。
 近年膀胱保存術後に再発防止の目的で制癌剤の膀胱内注入療法が行なわれ,見るべき成果が得られている1〜9)。われわれも膀胱保存手術を行なつた膀胱腫瘍症例に再発防止の目的で制癌剤マイトマイシンC (以下mmc)の膀胱内注入療法を行なつて来たのでその成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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