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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻8号

1980年08月発行

症例

LeVeen—腹腔静脈シャント植え込み手術を施行したstage IV腎癌の1例

著者: 藤岡知昭1 岡本重禮1 永田幹男1 星合治1 木村光博1

所属機関: 1聖路加国際病院泌尿器科

ページ範囲:P.769 - P.772

文献概要

緒言
 癌性腹膜炎において,抗癌療法が無効である場合,一般に腹水による腹部膨満の改善は水,Naの摂取制限,利尿剤投与,プラズマネートなどの輸液などの保存的治療では難しく,もつばら腹腔穿刺によらなければならない。
 今回,著者らは聖路加国際病院泌尿器科において肝肺転移および癌性腹膜炎を伴つた左側腎癌症例に腹部膨満による食欲不振の改善と腹腔穿刺よりの解放を目的にLeVeen—腹腔静脈シャント植え込み手術を施行し1),満足すべき結果を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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