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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻9号

1980年09月発行

原著

尿管結石の自然排出に要する期間についての一考察

著者: 木村行雄1 西沢理1 松尾重樹1 西本正1 能登宏光1

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.855 - P.860

文献概要

はじめに
 尿管結石症ではかなりの比率で自然排石を期待し得るが,観血的摘出を余儀なくされるものも少なくない。しかし,尿路結石症の60〜85%が生涯のうち再発をみるとの報告1,2)もあり,また再発防止のきめ手となる方法がない現在,観血的摘出はできるだけ避けたいところである。
 今回,われわれが過去4年間に経験した尿管結石症のうち,自然排石した症例の排出に要した日数を調べ,尿管結石の自然排石を得るためにはどの程度の期間待つのがよいか検討した成績を報告し,併せて本稿でtrihydroxypropiophenone (以下THPPと略す)の効果も検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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