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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻9号

1980年09月発行

文献概要

原著

女子反復性膀胱炎について—第3報 長期化学療法の効果

著者: 村上信乃1 藤田道夫1 香村衡一1

所属機関: 1旭中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.861 - P.865

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 われわれは数年来,女子反復性膀胱炎に対して尿中および外陰部菌群の面より検討を加えて来た。その結果,膀胱炎治癒後も外陰部に棲息する病原菌が膀胱炎反復の原因の1つであり,それらの外陰部菌群増殖を外用薬剤使用で抑えることにより,膀胱炎反復をある程度予防できたことについては既に発表した1)。しかし,その後のfollow-upで,外用薬剤を局所に塗布することは意外にも面倒な操作であり,内服薬を希望する患者の少なくないことが判明した。そこで今度はStameyら2)により外陰部菌群に有効であると報告されているST合剤の長期内服に変更したところ,やはり外用薬剤使用と同程度の効果が認められたので,その概要につき報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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