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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科35巻11号

1981年11月発行

原著

腎癌に合併した高カルシウム血症の臨床的検討

著者: 根本良介1 森久1 阿部良悦1 加藤哲郎1

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1051 - P.1056

文献概要

緒言
 悪性腫瘍に高Ca血症を伴うことはまれではない。とくに腎癌は肺癌とならんで高Ca血症を起こしやすい悪性腫瘍の一つで,その成因も1)骨転移による骨破壊,2)高Ca血症を来す物質の腫瘍内産生,3)原発性副甲状腺機能亢進症のような良性疾患の合併,4)薬剤の過剰投与などさまざまである。
 今回,われわれは当教室で経験した腎癌に伴つた高Ca血症の8例をもとにして,高Ca血症の成因に関する鑑別診断とその治療法について臨床的検討を加えたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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