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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科35巻11号

1981年11月発行

見聞記

腎移植の実際—アメリカでの経験(5)

著者: 藤田公生1

所属機関: 1浜松医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1123 - P.1125

文献概要

移植腎の摘出
 死体腎移植システム運用の実際をカリフォルニア大学のIwakiが雑誌「腎と透析」5月号に書いてくれた。Starzlのところでは肝移植もするので,ネットワークにのらないで自分で摘出にでかけることが多い。肝と腎を摘出するために飛行機を利用してアメリカの各地に飛ぶこともある。
 アメリカでは死の判定は脳死であり,心は動いているいわゆるheart-beatingの状態である。したがつてあまりわれわれの参考にはならない。死を宣告され,家族の同意を得た死体は手術室へ運ばれる。心は動いており,気管には送管されてあり,麻酔医もついている。まつたく生体手術と同じである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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