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原著
ホルモン抵抗性前立腺癌に対する抗癌剤動注療法の検討
著者: 林正健二1 加納勝利1 小川由英1 高橋茂喜1 矢崎恒忠1 石川悟1 根本真一1 飯泉達夫1 武島仁1 北川龍一1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系泌尿器科
ページ範囲:P.1169 - P.1172
文献購入ページに移動悪性腫瘍に対する抗癌剤の局所動脈内注入療法の目的は,全身投与では不可能な高濃度かつ大量の薬剤を腫瘍の支配血管に注入することにより,少ない副作用で治療効果を高める点にある。またこの際全身的にも薬剤は分布するので,全身投与と同じ効果もある程度期待できる。
われわれは,従来一般に行なわれてきたホルモン療法に抵抗を示す前立腺癌に対し,上臀または下臀動脈よりカテーテルを留置して,長期間抗癌剤の注入療法を施行した。好結果をえたので,手技,治療内容,副作用および問題点などにつき報告する。
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