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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科35巻12号

1981年12月発行

交見室

球海綿筋筋電図を用いたインポテンスの鑑別診断/超音波監視下経皮的腎造痩術について

著者: 近藤厚生1

所属機関: 1名古屋大泌尿器科

ページ範囲:P.1214 - P.1215

文献概要

 本誌10号掲載の滝本先生らの論文に対するコメントを編集室より求められたので,われわれの少ない経験に基づき以下に記す。昨年われわれも同心針電極を用いて,潜時時間を検討する機会に恵まれた(DISA,14A11 & 14G11)。患者は9歳〜73歳の男子11名で,平均年齢は47歳であつた。糖尿病性排尿障害1名,原因不明の核下型損傷1名,核上型損傷1名,正常者8名である。陰茎先端に2つの表面電極を装着し,誘発筋電図は球海綿体筋または肛門括約筋より記録した。われわれのデータでは正常者平均潜時は26〜35msec,平均値30.2msecであつた(n=8)。核下型損傷例では波形の分析が不能であつた。
 以上の試験的測定経験より次のコメントが可能であろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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