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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科35巻3号

1981年03月発行

手術手技 泌尿器科関連領域の手術

血管の縫合と吻合

著者: 安田慶秀1 田辺達三1

所属機関: 1北海道大学医学部第二外科学教室

ページ範囲:P.225 - P.230

文献概要

はじめに
 血行再建法はCarrel1)以来ながい歴史を経ており,今日では手技的にも一応確立され,応用範囲も多岐にわたつている。
 泌尿器科領域における血管吻合術は,1)血管それ自体の病変,たとえば腎動脈瘤や腎動脈狭窄に対する血行再建を行なうとき,2)血管疾患ではないが,悪性腫瘍の切除などで血管壁の一部あるいは一定の範囲にわたる血管切除を行なつた場合の血行再建,3)腎移植などのときに動脈,静脈の宿主への吻合術を行なう場合,4)血液透析のため内シャント作成などで行なわれる。以下,血管の縫合と吻合の基本となる手技を泌尿器科領域における応用などについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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