文献詳細
症例
文献概要
緒言
膀胱憩室に対する手術法としては,専らその摘除術が胱胱内または外式に,あるいは両者の混合による方法によつて行なわれることが多く,憩室粘膜剥離術がこれにつぐと思われる。われわれは最近,血尿,混濁尿および2回排尿を主訴として来院した23歳,男性の先天性と思われる憩室例に対して,経膀胱的にその憩室口の拡張のみを行ない,術後6ヵ月以上経過した現在,尿所見,排尿効率その他の臨床症状に異常をみとめていないので,その経過について報告したい。
膀胱憩室に対する手術法としては,専らその摘除術が胱胱内または外式に,あるいは両者の混合による方法によつて行なわれることが多く,憩室粘膜剥離術がこれにつぐと思われる。われわれは最近,血尿,混濁尿および2回排尿を主訴として来院した23歳,男性の先天性と思われる憩室例に対して,経膀胱的にその憩室口の拡張のみを行ない,術後6ヵ月以上経過した現在,尿所見,排尿効率その他の臨床症状に異常をみとめていないので,その経過について報告したい。
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