icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科35巻4号

1981年04月発行

文献概要

原著

泌尿器科領域における菌血症について

著者: 村上信乃1 藤田道夫1 川村健二1

所属機関: 1旭中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.363 - P.367

文献購入ページに移動
緒言
 菌血症は適切な診断,治療で予後が大きく左右されるため,各科の臨床家にとつて,無視できない疾患である。その臨床経過は大体において各科共通なところが多いと考えられるが,基礎疾患,起因菌などで各科独特の特徴を有するところもあろう。われわれ泌尿器科医にとつても,本症は日常その対策に苦慮させられる疾患の一つである。よつて泌尿器科領域における本症の特徴を調べ,その対策の一助とするため,今回,過去5年間に当科で発生した菌血症症例の検討を行なつたので報告する。なお,菌血症の定義として今回は,悪感,発熱あるいは著明な白血球増多などの症状とともに,血液培養が陽性であつた症例はすべて本症として取り扱つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら