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従来白人に比較して黒人の睾丸悪性腫瘍の発生頻度は少ないが,黒人の場合には予後が非常に悪いとの報告がある。著者らは1949年より79年にいたる30年間にWalter Reed Ar-my Medical Centerにて治療された853名の睾丸悪性腫瘍患者について白人,黒人の病歴を比較検討して報告している。
853例の患者の内訳は,833例が白人,黒人は20例で,精細胞起源性腫瘍は823例と17例であつた。1949年における米陸軍の黒人軍人は全体の9%で,また1979年においては27%となつている。
853例の患者の内訳は,833例が白人,黒人は20例で,精細胞起源性腫瘍は823例と17例であつた。1949年における米陸軍の黒人軍人は全体の9%で,また1979年においては27%となつている。
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