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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科35巻7号

1981年07月発行

症例

下大静脈切除術を要した右腎細胞癌の1例

著者: 辻本幸夫1 藤岡秀樹1 北村憲也1 桜井勗1 柏井浩三2 吉田静雄3

所属機関: 1大阪厚生年金病院泌尿器科 2柏井病院 3大阪厚生年金病院外科

ページ範囲:P.665 - P.668

文献概要

緒言
 腎細胞癌による下大静脈栓塞は諸家により3〜10%1〜4)の頻度で発生すると報告されているが,現在のところそれに対する唯一の根治的療法は腎摘除ならびに完全な血栓除去である。わが国ではそういう症例に対して下大静脈切除術を行なつた報告は極めて少ない。最近われわれは下大静脈切除術を要した右腎細胞癌の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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