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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科35巻9号

1981年09月発行

原著

腎手術についての臨床的検討—第4報 腎結石に対するfibrin coagulumの利用

著者: 秋元成太1 富田勝1 平岡保紀1 坪井成美1 由井康雄1 中島均1 大場修司1 奥村哲1 吉田和弘1 西村泰司1 川井博1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.863 - P.869

文献概要

はじめに
 腎結石に対する腎保存手術の目的は,腎機能を温存した上で手術を終了し,結石を完全にとり去り,障害腎であれば腎機能の回復を期待し,さらに将来の結石再発を予防することにあるといつてよい。腎結石手術において有効な補助的手段の一つとして,近年,本邦でもfibrin coagulumを使用して,腎結石の完全除去をこころみて,高い成功率を報告している論文がみられるが,われわれも少数例ながら,術後比較的長期間観察して,再発がないことを確認できたので,この方法の適応,限界などを中心に検討したので述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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