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症例
上部尿路のInverted Papilloma
著者: 藍沢茂雄1 鈴木良二1 山口裕1 古里征国1 近藤直弥2 南孝明2 町田豊平2
所属機関: 1東京慈恵会医科大学病理学教室 2東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室
ページ範囲:P.893 - P.896
文献購入ページに移動Inverted papillomaは比較的稀な尿路上皮の良性腫瘍である。その大部分は膀胱に発生し,ときに,前立腺部尿道にも見られる。しかし,上部尿路由来のものは極めて稀である。
最近,著者ら(近藤・他)は尿管の1例のin-verted papillomaを経験し,本邦初例として報告したが1),その後,1975年から1979年までの5年間に集められた92例の尿管の手術材料を再検討した結果,更に2例のinverted papillomaを得たので,追加報告するとともに,上部尿路のinverted papillomaについて文献的に症例を集め考察を加える。
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