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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻1号

1982年01月発行

文献概要

原著

腎手術の臨床的検討—第5報,上部尿路結石に対する腎摘除術施行例についてのretrospectiveな検討

著者: 秋元成太1 奥村哲1 大場修司1 吉田和弘1 平岡保紀1 西村泰司1 富田勝1 川井博1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.39 - P.43

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はじめに
 上部尿路結石症症例について,腎摘除術適応を考慮するとき,泌尿器科医はとまどうことが少なくない。上部尿路結石症に対して,可及的に腎保存手術を行うのが,われわれに与えられた使命といつてさしつかえないであろう。しかも腎摘除術の適応が,腎結石では腎腫瘍ほど明瞭なものでないことも,さらにわれわれを悩ます原因となつている。
 今回,われわれは,腎摘除を行わざるをえなかつた症例について,摘除腎の病理組織学的検索を中心に行つたので,水腎症の程度との関連,腎部分切除術によつてえられた組織所見との比較などにより,腎摘除術の適応についての考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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