icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻1号

1982年01月発行

文献概要

交見室

Computed Tomographyによる腎盂腫瘍の診断/前立腺癌患者の99mTc燐酸化合物による骨シンチ上の臨床的検討

著者: 津川龍三1

所属機関: 1金沢医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.90 - P.90

文献購入ページに移動
 増田先生らの上記表題論文(臨泌35巻11号)では腎盂腫瘍7例をとりあげていて,CTは腎盂腫瘍の診断に有用であるが,特に排泄性腎盂撮影で,腎が無造影の場合に非常に価値があるとしている。私も同感である。私の症例は臨泌33巻2号163頁の症例5がそれに当る。当時(1977〜1978)はスキャン時間が2分30秒かかる第2世代の装置で,画像としては恥しいが,それでも大きな肉をはさみこんだパンのようにみえ,腎実質の癌とは区別可能であつた。
 その頃からあまり年数も経ないのに,今や1桁の秒数でスライスが可能となり,その分だけ,呼吸性移動や,腸間内ガス移動によるartifactから解放され,よい画像が得られるようになつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら