文献詳細
症例
文献概要
緒言
尿管憩室は,尿管限局部より本来の尿管腔の外方にこれと連絡する嚢状物1)と定義されており,本邦では1976年久島ら2)により46例が集計されている。一方,多発性尿管憩室は1977年青山ら3)により本邦第1例目が報告され,1978年三浦ら4)が第2例目を報告しているにすぎない。
著者らは,最近46歳男性で,肉眼的血尿および左側腹部痛を主訴として来院した患者で,DIPにより診断し,RPにより確認できた多発性尿管憩室の1例を経験した。これは本邦文献上,第3例目と思われる。
尿管憩室は,尿管限局部より本来の尿管腔の外方にこれと連絡する嚢状物1)と定義されており,本邦では1976年久島ら2)により46例が集計されている。一方,多発性尿管憩室は1977年青山ら3)により本邦第1例目が報告され,1978年三浦ら4)が第2例目を報告しているにすぎない。
著者らは,最近46歳男性で,肉眼的血尿および左側腹部痛を主訴として来院した患者で,DIPにより診断し,RPにより確認できた多発性尿管憩室の1例を経験した。これは本邦文献上,第3例目と思われる。
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