icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻10号

1982年10月発行

症例

多発性尿管憩室の1例

著者: 千野武裕1 青柳直大1 宍戸悟1 工藤潔1 千野一郎1

所属機関: 1杏林大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.975 - P.978

文献概要

緒言
 尿管憩室は,尿管限局部より本来の尿管腔の外方にこれと連絡する嚢状物1)と定義されており,本邦では1976年久島ら2)により46例が集計されている。一方,多発性尿管憩室は1977年青山ら3)により本邦第1例目が報告され,1978年三浦ら4)が第2例目を報告しているにすぎない。
 著者らは,最近46歳男性で,肉眼的血尿および左側腹部痛を主訴として来院した患者で,DIPにより診断し,RPにより確認できた多発性尿管憩室の1例を経験した。これは本邦文献上,第3例目と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら