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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻11号

1982年11月発行

文献概要

手術手技

巨大尿管形成術—小児例での経験とその考察

著者: 川村猛1 長谷川昭1

所属機関: 1東京都立清瀬小児病院泌尿器科

ページ範囲:P.1023 - P.1030

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緒言
 尿管が異常に拡張する巨大尿管はわれわれ泌尿器科医にとつて日常臨床でよく遭遇するものであり,この病的状況は概念的には一応の理解がされている。しかし,その病態生理に一歩踏み込むとまだ解明されていない問題が山積している状況から,治療とくに手術適応をどう行い,どのような手術手技で臨むかという問題になるとなお混乱があるのが現状といえる。
 治療上の問題点は拡張尿管の手術適応とその手術手技に要約されようが,本稿では最も問題となる手術適応については紙数の関係から省略せざるを得ず,また手術術式にしても筆者らの行つてきた方法を紹介してその手術成績を呈示するにとどめ,これらに関連する若干の考察を加えて読者の参考に供したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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