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小さな工夫
われわれの試作した腎内腎盂切石術用"ヘラ型"腎盂鈎
著者: 高橋茂喜12 北川龍一12
所属機関: 1筑波大学臨床医学系泌尿器科 2現:順天堂大学泌尿器科
ページ範囲:P.1089 - P.1089
文献購入ページに移動この術式を行うにあたり,種々の腎盂鈎の工夫がみられるが2),われわれもGil-Vernetのrenal sinus retractor(第1図,上)と,著者の一人北川が考案した"ヘラ型"腎盂鈎(第1図下)を使用し良好な手術成績を挙げている。"ヘラ型"腎盂鈎は銀または銅ニッケルメッキ製で,厚さ5mm,長さ20cm,幅11mm,13mm,15mmの3種があり,先端は軽い爪状を呈し,尾部は円形に屈曲して指をかけて牽引し得るようになつている。腎門,腎洞の大きさにより適宜鈎の選択が行えるように,幅の異なる3種が作られている。
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