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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻12号

1982年12月発行

講座

泌尿器科系疾患の微細構造の見方(12)—泌尿器科系軟部組織腫瘍

著者: 牛込新一郎1 高木正之1 細井由美1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第2病理学教室

ページ範囲:P.1111 - P.1118

文献概要

 泌尿器科領域の軟部腫瘍は上皮性腫瘍に比し稀でかつ組織診断に難渋する場合が少なくない。通常,ヘマトキシリン・エオジン染色標本および二,三の特殊染色でかなりの特徴を把握できるが,電顕的観察が確定診断に役立つこともしばしばある。
 著者らは術中迅速診断時か切除標本から速やかに2.5%グルタールアルデヒド固定液を用いて電顕用切片を採取するように心掛けているが,時に10%緩衝ホルマリンで固定された病変部から採取し,リン酸緩衝液にて十分洗浄を行つて,電顕的観察に供する場合もある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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