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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻12号

1982年12月発行

症例

腎線維被膜に発生したMalignant Fibrous Histiocytomaの1例

著者: 五十嵐丈太朗1 朝岡博1 野垣譲二1 森田博人1 岡田清己1 岸本孝1

所属機関: 1日本大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1141 - P.1144

文献概要

緒言
 腎より発生する悪性腫瘍の多くは腎癌・腎盂腫瘍で占められるが,他の悪性腫瘍は臨床的に遭遇することは比較的稀である。さらに四肢に好発する軟部組織肉腫の一種であるmalignant fibrous histiocytoma (以下MFHと略す)が後腹膜腔に発生することは極めて稀である。最近われわれは腎線維被膜より発生したと思われるMFHの1例を経験したので臨床所見および本邦文献の若干の統計的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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