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症例
腎盂切石術後にpneumatosis cystoides intestinalisを合併した1例
著者: 小林裕1 田中成美1 徳江章彦1 米瀬泰行1
所属機関: 1自治医科大学泌尿器科学教室
ページ範囲:P.1149 - P.1152
文献購入ページに移動Pneumatosis Cystoides Intestinalis (以下PCIと略す)は病理学的には小腸,大腸の粘膜下または漿膜下に多発性の気腫性嚢胞を呈する比較的稀な疾患である。その臨床症状では明確なものがなく,しばしば腹部単純写真にて横隔膜下にfree airを認めることがあり,消化管穿孔と誤診することがある1,2)。
われわれは腎盂切石術後,胸部単純写真にて横隔膜下にfree airを見い出し,消化管穿孔の診断にて開腹手術を行い,PCIと診断した1例を経験したので若干の知見を加え報告する。
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