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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻2号

1982年02月発行

原著

回腸導管尿の細菌学的検査法—シングルカテーテル採尿法について

著者: 有吉朝美1 平塚義治1 吉田隆1

所属機関: 1福岡大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.145 - P.148

文献概要

緒言
 回腸導管からの採尿方法は,細菌学的評価を行う場合,とくに注意を払う必要がある。4つの方法が考えられるが(第1図),集尿袋からの尿は袋内で増殖した細菌が出現するので不適当である。ストーマにコップを押し当てて採るのが手軽で良さそうであるが,これでもストーマ付近や,導管内の細菌汚染があるため,二重カテーテル法が最良であるとされている1〜4)
 われわれは,二重カテーテル法の煩わしさを避け,1本のカテーテルで採尿しており,これでも十分に細菌学的評価が可能であるので,回腸導管尿のシングルカテーテル採尿法の成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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