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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻4号

1982年04月発行

文献抄録

尿管S状腸吻合術の大腸鏡による観察

ページ範囲:P.325 - P.325

文献概要

 尿路変更法としての尿管S状腸吻合術は,術後長期の観察では吻合部に大腸癌の発生が心配される報告があるので,著者らは1928年以降最近までに110例の本手術を施行して22年から48年の経過を追つて報告している。長期間の経過であるので既に死亡した患者も多いが,できるだけ郵便その他で連絡をとつて60名について消息を得ている。
 著者らのS状腸尿管吻合を行つた患者110例の内訳は,良性疾患患者48例は膀胱外反症32例,膀胱結核5例,間質性膀胱炎3例,尿失禁8例であり,悪性疾患患者62例は膀胱移行上皮癌51例,同腺癌2例,子宮頸癌4例,尿道癌5例であつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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