icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻5号

1982年05月発行

症例

小児黄色肉芽腫性腎盂腎炎の1例

著者: 根本真一1 矢崎恒忠1 小川由英1 高橋茂喜1 林正健二1 加納勝利1 北川龍一1 石川悟2

所属機関: 1筑波大学臨床医学系泌尿器科 2筑波学園病院泌尿器科

ページ範囲:P.473 - P.476

文献概要

緒言
 黄色肉芽腫性腎盂腎炎は腎の慢性感染症のうちで黄色の肉芽腫を伴つた特異な疾患であり,病理組織学的には脂肪顆粒を含んだ泡沫細胞の存在を特徴とする。本疾患は腎細胞癌あるいはWilms腫瘍との鑑別診断上問題となることがある。一般的には中年女性に多く,小児に発生することはかなり稀である。今回われわれは3歳男児の黄色肉芽腫性腎盂腎炎の1例を経験したので報告し,併せて本邦における小児報告例についての若干の考察を加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら