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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻6号

1982年06月発行

手術手技

拡大腎盂切石術

著者: 真崎善二郎1

所属機関: 1佐賀医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.513 - P.519

文献概要

緒言
 腎盂切石術は腎実質を切ることなく腎結石を除去できるという大きな利点があるが,腎内腎盂を露出しないでこれを行うとすればかなり適応が制限される。拡大腎盂切石術はその欠点を補い,場合によつては大きいサンゴ状結石にまで適応を広げうるところに長所がある。著者らは本方法をはじめて以来かなりの症例を経験したが,一時は大部分の症例が本術式で切石可能ではないかとさえ考えた程である。しかし,逆に症例を重ねるにつれて本術式による切石が非常に困難な症例も少なからず経験され,欠点も無視できないものであることを痛感している。しかし,一般的に言つて腎結石に対し広く用いられ得る優れた術式であるということには変わりはない。
 ここでは著者らの経験を基にできるだけ平易に術式を解説してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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