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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻6号

1982年06月発行

Urological Letter

TUR後の晩期後出血の処置/腹水と見間違えられた拡張膀胱

ページ範囲:P.522 - P.522

文献概要

 患者にとつても泌尿器科医にとつても幸いなことにはTUR後の晩期後出血は100例のうち僅か2,3例にしか過ぎない。この晩期後出血はTUR後7日ないし10日から5週間目ぐらいまでの間でいつ起こるかわからない。
 われわれは皆出血している患者が再び膀胱鏡室に運び込まれた経験を持つている。そこで,前立腺窩をくまなく調べてみても出血点が見出せないことがある。したがつて,切除中でも,切際後間もない出血の際にも行われるような過程が,切除後の痂皮形成期の出血時にも行われるものと仮定しても差しつかえはない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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