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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻6号

1982年06月発行

原著

腎結石手術におけるFibrin Coagulum法の評価—特に結石残存と再発についての検討

著者: 上田豊史1 北田真一郎1 吉峰一博1 黒田憲行1 伊東健治1 武居哲朗1 百瀬俊郎1

所属機関: 1九州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.539 - P.543

文献概要

緒言
 腎結石手術におけるcoagulum法の利用は,わが国においては1960年野崎1)が最初の報告を行い,その後1978年戒野ら2)が自己血漿を用いて,その臨床例を報告して以来,coagulum作成および手術法に,それぞれの工夫を行つた多くの論文が報告されてきている3〜6)。われわれも1976年以来ヒトフィブリノーゲンおよび新鮮血小板血漿と2%塩化カルシウムで溶解したトロンビンを用いたfibrin coagulum法を各種腎結石手術に応用し,その臨床例を報告している7,8)。今回1976年9月より1981年8月までの5年間にわれわれの教室で施行したfibrin coagulum併用腎結石手術例をもとに,結石残存および再発に対する再評価を行つたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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