icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻7号

1982年07月発行

手術手技

追加発言・1

著者: 大森弘之1

所属機関: 1岡山大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.621 - P.622

文献概要

 長久保氏が行つておられる腎部分切除術はその適応,手術手技,術前後の処置等々について,私の考え方,手技とその大綱においては変わりがなく,特にサンゴ樹状結石にその適応を拡大しておられることは,私も同様で賛意を表したい。私は追加として,手術手技の数点について現在行つている方法を述べてみたい。
 まず,腎血流遮断であるが,腎のうつ血を防止する意味から,動脈のみをclampする考え方も一部にあるが,動静脈を同時にclampしても,実際上何らうつ血により手術遂行に支障はないので,筆者も述べているごとく,腎茎部の無用な完全剥離を行わず,腎動静脈は同時にclampしている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら