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最近の研究報告によると,限局性前立腺癌で骨盤リンパ節転移が1個ないし2個の場合でも2,3年以内に遠隔転移が明らかになることが多いと言われる。そのために骨盤腔リンパ節の転移の有無は治療の選択決定上極めて大事であるが,従来行われているリンパ管撮影,CTなどの画像からは十分かつ適切な情報は得にくい。
そこで多くの泌尿器科医はstage A,Bの限局性前立腺癌のstageの判定,根治的前立腺摘出の適応決定にはリンパ節の試験的摘出とその凍結切片標本の判定によることが多い。しかし,凍結切片による転移有無判定の正確度については研究報告が乏しいので,著者らはstage A,Bの前立腺癌の摘出リンパ節について凍結切片,パラフィン切片の両者について転移巣発見頻度を比較検討して述べている。
そこで多くの泌尿器科医はstage A,Bの限局性前立腺癌のstageの判定,根治的前立腺摘出の適応決定にはリンパ節の試験的摘出とその凍結切片標本の判定によることが多い。しかし,凍結切片による転移有無判定の正確度については研究報告が乏しいので,著者らはstage A,Bの前立腺癌の摘出リンパ節について凍結切片,パラフィン切片の両者について転移巣発見頻度を比較検討して述べている。
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