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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻7号

1982年07月発行

講座

泌尿器科系疾患の微細構造の見方(7)—膀胱非腫瘍性特異的病変

著者: 古里征国1 金子良仁1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第1病理学教室

ページ範囲:P.627 - P.633

文献概要

 本講座においては,膀胱に発生する腫瘍を除いた疾患(炎症および粘膜の特異的形態変化を伴う疾患)のうち,電顕所見に特徴がありしかもその所見が病理学的診断に大きな役割をはたすであろうと思われる病変を紹介する。その一つは慢性非特異性膀胱炎の一つとして分類されているマラコプラキア(malakoplakia)であり(第1表),他の一つは粘膜の特異的な形態変化で知られているnephrogenic adenomaである(第2表)。大多数の読者諸氏はすでにこれらの比較的稀な疾患についてある程度御存知のことと考えられるが,ここにさらに著者の経験した最近の症例を加えて紹介することによつて診断の一助になれば幸いである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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