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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻8号

1982年08月発行

小さな工夫

Rectal sheath付きTURエプロン

著者: 瀧田徹1 小谷俊一1

所属機関: 1中部労災病院泌尿器科

ページ範囲:P.715 - P.715

文献概要

 経尿道的前立腺切除術(TUR-P)において,直腸内に示指を挿入し前立腺を下から押し上げるようにすると3°〜6°,9°〜6°にかけての下半分の切除,いわゆるharvestingがやりやすくなることはよく知られており,そのためのrectal sheathも発売されている。われわれは今まで3M社製の泌尿器科用ドレープを使用していたが,これはディスポ製品でありコスト高となるしTURエプロンと同一面を保てないために洗滌液が漏れやすいという欠点があつた。そこでわれわれはrectal sheath付きのTURエプロンを試作してみた。付図のごとくsheathの側面は装着しやすいように凹形になつており中央部にペニス孔と指嚢がついている。実際に使用する場合には指嚢の上にもう一枚指嚢をかぶせてsheathが不潔にならないようにする。エプロンは今までの製品と同じく切除組織収集用のカップ,排液ホースがついており,排水設備のない手術室でも使用可能である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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