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睾丸の萎縮は,睾丸容積のほぼ80%以上を占める精細管の容積減少に基づくものである。精細管の内容は,一層のSertoli細胞を除き,数層の造精細胞層からなつており,細胞内容の大半を占めるのは造精と関連する細胞群である。
Sertoli細胞は,造精能の位相や変動とは無関係でほぼ一定しているから,精細管の容積を左右するのは造精細胞の数である。乏精子ないし無精子症を訴える患者は,その程度に応じて睾丸容積の減少がみられ,組織学的にも造精細胞群に種々の段階の発育障害や消失がみられる。
Sertoli細胞は,造精能の位相や変動とは無関係でほぼ一定しているから,精細管の容積を左右するのは造精細胞の数である。乏精子ないし無精子症を訴える患者は,その程度に応じて睾丸容積の減少がみられ,組織学的にも造精細胞群に種々の段階の発育障害や消失がみられる。
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