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文献抄録
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CT,超音波,腎動脈撮影などの画像診断法によつて,腎腫瘤が良性か悪性か,腫瘍の軟部組織への浸潤度,腎静脈・下大静脈への腫瘍栓塞や肝転移の有無などの情報をうることができる。著者らは腎癌について,術前のCT,超音波,動脈撮影による腫瘍浸潤判読所見と術後の判定所見について比較検討して報告している。
症例は1978年から1980年までに経験した23例の腎癌で,超音波では腎腫瘤の診断と共に腎静脈,下大静脈,大動脈周囲リンパ節,肝,脾,後腹膜組織などの変化を観察し,CTでは横隔膜上端より腸骨動脈分枝までを1cm間隔に切り,enhance撮影も行い静脈の造影欠損,腫瘍浸潤を重点的に診断した。動脈撮影では両腎の選択的撮影,大動脈・下大静脈撮影を施行した。Stagingの分類はRobsonの方法によつた。
症例は1978年から1980年までに経験した23例の腎癌で,超音波では腎腫瘤の診断と共に腎静脈,下大静脈,大動脈周囲リンパ節,肝,脾,後腹膜組織などの変化を観察し,CTでは横隔膜上端より腸骨動脈分枝までを1cm間隔に切り,enhance撮影も行い静脈の造影欠損,腫瘍浸潤を重点的に診断した。動脈撮影では両腎の選択的撮影,大動脈・下大静脈撮影を施行した。Stagingの分類はRobsonの方法によつた。
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