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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻8号

1982年08月発行

症例

両側腎血管筋脂肪腫の保存経過観察の1例

著者: 宮下厚1 原徹1 中村昌平2 塚田修3

所属機関: 1三楽病院泌尿器科 2東京大学医学部泌尿器科学教室 3亀田総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.771 - P.775

文献概要

緒言
 腎血管筋脂肪腫は本来良性であるが,大出血をおこし腎摘除されることがある。さらに,緊急でなくても,IVP所見や,血管像によつて腎癌との鑑別が困難であるために,腎が摘除され,摘出標本で診断されることが多い。
 本症の腎がすべて保存できるわけではないが,問題は腎癌の診断の下に腎摘除が行われることである。したがつて,正確な診断をつけることが急務となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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