文献詳細
手術手技
文献概要
はじめに
無カテーテル尿管瘻術は,腹膜を開くことなく,poor riskや救急患者にも,特別の準備なしに,少数のスタッフで施行できる。さらに,術後の尿路感染が起こりにくいので腎・尿管機能を正常に維持できるという優れた長所がある。欠点としては,カテーテルを必要としない開口部(stoma)が必ずしもできるとは限らず,また,年月を経過するうちに通過障害が発生することもある。
本稿では,われわれがルーチンに行つている術式1〜3)の要点を紹介するとともに,無カテーテル尿管瘻術に関する基本的な考え方を述べてみたい。
無カテーテル尿管瘻術は,腹膜を開くことなく,poor riskや救急患者にも,特別の準備なしに,少数のスタッフで施行できる。さらに,術後の尿路感染が起こりにくいので腎・尿管機能を正常に維持できるという優れた長所がある。欠点としては,カテーテルを必要としない開口部(stoma)が必ずしもできるとは限らず,また,年月を経過するうちに通過障害が発生することもある。
本稿では,われわれがルーチンに行つている術式1〜3)の要点を紹介するとともに,無カテーテル尿管瘻術に関する基本的な考え方を述べてみたい。
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