icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科36巻9号

1982年09月発行

症例

小陰唇癒着症の2例

著者: 本田伊克1 引間規夫1 藤岡良彰1 石井洋二1 菊地宏和1 山田記道1 川井博1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.887 - P.890

文献概要

緒言
 小陰唇癒着症は,左右の小陰唇が部分的にあるいは小孔を残して全体的に癒着しているもので,乳幼児期に発見されることが最も多いが,本邦では比較的稀な疾患とされている。一方,成因の詳細は今日なお明らかではないものの,治療にはestrogen軟膏の局所塗布が著効を奏し,最近ではこれが一般的のようである。最近われわれは本症の2例を経験し,1例を手術的に,もう1例をestrogen軟膏塗布により治癒せしめたので,若干の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら