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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻10号

1983年10月発行

症例

両側異所性尿管瘤,完全重複尿管の1治験例

著者: 石川博通1 武島仁1 相川厚1 小川由英2

所属機関: 1国立霞ヶ浦病院泌尿器科 2順天堂大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.915 - P.918

文献概要

緒言
 異所性尿管瘤の報告は,本邦では文献上25例と比較的少なく,両側性のものはそのうち1例にすぎない。また25例中23例に完全重複尿管を合併している1〜3)。このように報告例も少なく,治療を複雑化し,かつその重要なポイントとなる完全重複尿管という病態を合併することが多いことなどから,異所性尿管瘤に対する手術術式の確立がなされていないのが現状である。
 われわれは,水尿管および腎の遺残組織を伴つた両側異所性尿管瘤,完全重複尿管症例に一期的手術を行い良好な結果を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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