文献詳細
症例
文献概要
はじめに
球部尿道狭窄の3症例に対し,one-stage opera-tionであるisland patch urethroplasyを施行し,満足すべき成績を得たので,尿道形成術に関し若干の文献的考察を加え報告する。
本術式は振子部から膜様部までのあらゆる長さの尿道狭窄に対し利用しうる術式である。最初振子部狭窄に対する術式としてLeadbetter (1962)1),Orandi (1972)2),Anastasi (1973)3)が発表し,球部から膜様部狭窄にも応用しうるものにBlandy(1974)4)が発展させた。第1図にその模式図を示す。陰嚢皮膚より肉様膜を茎とする有茎陰嚢皮弁を形成し,その表皮側が尿道内腔に向くようにその皮弁をpatchとして切開された狭窄部尿道にあてるというものである。振子部および球部尿道狭窄に対する手術術式の相違点は皮膚切開線のみである。術式の詳細については引用文献1〜4)を参照されたい。
球部尿道狭窄の3症例に対し,one-stage opera-tionであるisland patch urethroplasyを施行し,満足すべき成績を得たので,尿道形成術に関し若干の文献的考察を加え報告する。
本術式は振子部から膜様部までのあらゆる長さの尿道狭窄に対し利用しうる術式である。最初振子部狭窄に対する術式としてLeadbetter (1962)1),Orandi (1972)2),Anastasi (1973)3)が発表し,球部から膜様部狭窄にも応用しうるものにBlandy(1974)4)が発展させた。第1図にその模式図を示す。陰嚢皮膚より肉様膜を茎とする有茎陰嚢皮弁を形成し,その表皮側が尿道内腔に向くようにその皮弁をpatchとして切開された狭窄部尿道にあてるというものである。振子部および球部尿道狭窄に対する手術術式の相違点は皮膚切開線のみである。術式の詳細については引用文献1〜4)を参照されたい。
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