icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻12号

1983年12月発行

症例

陰茎剥皮症に対する陰嚢橋状弁法(Reich法)の経験

著者: 関根昭一1 桜井叢人1

所属機関: 1新潟県立吉田病院泌尿器科

ページ範囲:P.1117 - P.1120

文献概要

緒言
 陰茎剥皮症は泌尿性器外傷の中でも特殊な外傷の1つであるが,農業の機械化に伴い,その数も増加しているといわれる1,4)。合併損傷のないかぎり生命に対する予後は良好であるが,患者の精神的苦痛には計り知れないものがある。形成外科的手技の進歩した今日,ほとんどが遊離植皮術で処置され,良好な成績が得られると述べられているが1,4),われわれは小さな火傷から感染を併発して,遂に陰茎剥皮症となつた症例に対して,陰嚢橋状弁法(Reich法)を行つて成功した1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら