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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻12号

1983年12月発行

交見室

多発性副腎腺腫による原発性アルドステロン症について,他

著者: 多田信平1

所属機関: 1慈恵医大放射線科

ページ範囲:P.1126 - P.1127

文献概要

 坂下茂夫氏らによる「多発性副腎腺腫による原発性アルドステロン症」の検討(臨泌,37巻11号)を興味深く拝見いたしました。画像診断の立場から述べてみます。
 副腎疾患の画像診断は現在CTを中心に行われています。その副腎CTスキャン施行患者を大きく3群に分けることができます。Ⅰ群は臨床的生化学的に機能性副腎病変が明らかで,その確認と患側を診断するため,Ⅱ群は高血圧症などで,あるいは臨床症候群の一つとして副腎病変が疑われている場合,あるいは肺未分化癌の転移などの検索を目的とする場合,Ⅲ群は他の画像診断法で副腎病変が疑われたような場合で,他の目的で行われた腹部CTで偶発的に副腎病変が発見されたものを含みます。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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