文献詳細
症例
文献概要
緒言
膀胱の血管腫は1869年Brocaの第1例以来欧米では1979年までに80例ほどの報告があり1),本邦では1919年阿久津2)の例を初めとして1981年までに自験例を含め54例の報告がある。
われわれは下腹部圧迫感の訴えから子宮筋腫と診断され,開腹術によつて巨大な膀胱海綿状血管腫と判明した1例を経験したので呈示すると共に,本邦症例54例の統計的観察を行つたので報告する。
膀胱の血管腫は1869年Brocaの第1例以来欧米では1979年までに80例ほどの報告があり1),本邦では1919年阿久津2)の例を初めとして1981年までに自験例を含め54例の報告がある。
われわれは下腹部圧迫感の訴えから子宮筋腫と診断され,開腹術によつて巨大な膀胱海綿状血管腫と判明した1例を経験したので呈示すると共に,本邦症例54例の統計的観察を行つたので報告する。
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