文献詳細
原著
ストレス尿失禁に対する塩酸ノルエフェドリン(α受容体刺激剤)の臨床効果
著者: 水尾敏之1 辻井俊彦1 牛山武久1 山内昭正1 横川正之1 安藤正夫2
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部泌尿器科学教室 2東京労災病院泌尿器科
ページ範囲:P.329 - P.333
文献概要
ストレス尿失禁の薬物治療には従来からエホチールなどが試みられているが,血圧上昇などの副作用が強く長期連用が困難であり,現在は観血的療法がその中心となつており,特に軽症の尿失禁患者では放置されることが多い。今回われわれは弱いα—刺激剤である塩酸ノルエフェドリンを入手する機会を得たため,ストレス尿失禁の患者に投与し,有効な結果を得たので報告する。
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